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【ワークアゲインストーリー#13】再就職先では、スクール同期生と一緒に働くことができていることも励みになっています(林智子さん)

2023年1月27日

あなたはいま、どのような仕事や働き方をしていますか?

フィンテックのスタートアップ企業に、業務委託の形で携わっています。

サービスローンチに向け、社員の方と2人でバックオフィス業務を担当しています。

これまでの半年は、モバイル金融サービスの提供に必要なライセンスやISMS認証取得のための文書準備や社内体制の整備に取り組んできました。アプリサービスの英文を的確な日本語に翻訳する支援もしています。

フルリモートなのでクラウド作業、オンラインミーティングが基本です。平日日中は幼稚園に通う子の対応に離席することもありますが、夫と協力しながら、週数日はプリスクールを併用して仕事の時間を確保しています。

 

再就職しようと思ったきっかけを教えてください

待機児童やパンデミックが重なり、やむなく長年勤めていた職場を退職しましたが、早く仕事を見つけたいと思っていました。社会貢献を続けたく、何かのきっかけを見つけたいとの思いもあり、離職中にプロボノ活動に参加しましたが、仕事で経験・スキルを得てそれを還元できてこその活動だとも感じました。また、子どもに私自身が仕事を楽しんでいる姿を見せなくてはという義務感もありました。

子育てが落ち着いて本格的に仕事ができるようになるまでの間も、細々とでも仕事を続けたいと思ったのがきっかけです。

 

再就職をする前に抱えていた不安や思いを教えてください

柔軟な働き方・パラレルワークが普及する中で、そのような仕事は探せばあるのでは、という期待とリモートワーク向きの職種に限られて、私はそもそもその土台に立てておらず難しいのでは、という不安がありました。

また、4年のキャリアブレイクからの再スタート、子どもをみながらの仕事時間の確保、マネジャー的なポジションが求められる年齢、専門性のある職歴からのキャリアの展開など、不安は尽きませんでした。

実際、大手転職エージェントでは前職と同じ職種のフルタイムという案件の紹介のみ、ママ向けの公共の職業センターや転職サイトでは情報をうまく探せず、自分のありたい姿に近づくには頼りなく感じていました。

 

再就職をするまでに苦労したことや取り組んだことなどを教えてください

 再就職活動の時間の確保と、(当時3歳の)子どもがこれからどのように過ごしていくのが良いか、この2点を検討するのに苦労しました。

まずは、何かのきっかけとなるよう、学びや活動のコミュニティに参加する、再就職に向けてウォーミングアップしておくということに取り組みました。

再就職活動では、運よく空きのあった認証保育園を利用しました。そこで出会ったママから情報を得たり、地域の子育て相談サービスを利用したりして、アドバイスを得ました。

自分がどのように社会と関われるのか市場のニーズを知るため、プロボノやクラウドソーシングの仕事にチャレンジしたところ、多彩な人との交流は自分のアップデートの機会になりました。また、すべてオンラインのプログラムでデジタルツールやコミュニケーションのキャッチアップにもつながりました。

 

Warisワークアゲインを知ったきっかけと利用したサービスを教えてください。

仕事を探すと同時に学びも必要と考え活動する中で、ママ向けの仕事サイトや、ママボノプロジェクト、リカレントについて調べており、Warisをそのいずれにも見かけていました。WarisのサイトやSNS、再就職ストーリーなどの情報発信を読んで、前向きな気持ちになっていたことを思い出します。

まずは登録し、有料のキャリアカウンセリングを受けました。その後、一人での活動に行き詰まり、勇気をふり絞ってキャリアスクールの説明会に参加しました。コミュニティや学び、企業との出会いのプロセスを聞いて、私にも自然体で取り組めるのではと思い、事務局の皆様の温かい雰囲気に安心してキャリアスクールへの参加を決めました。

 

Warisワークアゲインを利用してみてよかったこと、他の方にオススメしたいポイントを教えてください。

キャリアスクールは、ブランクあり、ライフスタイルの変化ありといった条件、経験をむしろ強みとしてとらえて時代のニーズに合わせた再就職を支援、伴走し続けてくれるところがポイントだと思います。

キャリアスクールで学んだ「プロティアン・キャリア」という考え方は、今後の長いキャリア人生で指針になると思います。また、リモートワークでのコミュニケーションの極意を学んだことでこれまでオンラインコミュニケーションで躓いていたことがクリアになり、今の働き方に役立っています。

ミートアップイベントでは、多くのベンチャー企業がブランクを気にせずポテンシャルを見てくださったこと、カジュアルにお話できたことが良かったです。事務局の皆様も私たちに親身で心強く、自分に何ができるか、どのように働けるかを支援くださり、本当に感謝しています。

現在の再就職先では、スクール同期生と一緒に働くことができていることも心の支えとなっており、Warisを利用したからこそ得られた働き方だと思います。

 

今後どんなことをやってみたいか、教えてください

今の業務は前職とリンクする部分もありますが、これから少しずつでもチャレンジして仕事の幅を広げていきたいです。スタートアップのスピード感、変化に合わせて自分の仕事の進め方や考え方をどんどんアップデートし続け、イレギュラーをもっと楽しめるようになりたいと思います。

メンバーも場所もグローバルでリモートファーストな企業で、どのようにメンバー同士のつながりや企業文化を育んでいくか、微力ながらも貢献したいと考えています。

自然の中で過ごしながらのリモートワークにも挑戦したいです

 

■プロフィール

林智子 さん

理系大学院修了後、水質分析の派遣業務を経て、情報サービス業界に約15年携わる。特許や学術文献、データベース検索による情報を製薬メーカーや公的機関向けに収集して届ける業務を中心に社内では業務改善プロジェクトやチームリーダーとして後進育成にも取り組む。産育休と離職で4年のキャリアブレイク後、スタートアップ企業でのバックオフィス支援に業務委託のかたちで仕事を再スタート。