Waris人事総務チーム、マーケティング広報チーム所属の篠原です。
2022年3月4日、東大IPCキャリアスクールの集大成であるミートアップイベントがおこなわれました。
※個人情報保護のため、画像の一部を編集しています。
東大IPCキャリアスクールとは?
配偶者の転勤、出産・育児を含む家庭の事情などで離職期間のある方が、東京大学関連ベンチャー企業バックオフィス職で再就職を目指すプログラムです。バックオフィスとはいわゆる管理部門と呼ばれる、総務、人事、経理など幅広い業務を通して組織を支える仕事を指します。人材不足に悩むベンチャー企業では、ブランクがある方にも活躍のチャンスの扉が開かれており、入社後のキャリアが広がっていく可能性も期待できるため、社会人経験をお持ちでブランクのある方の新たなキャリアの道として注目が集まっています。
今回のキャリアスクール受講生は19名。東京大学関連のベンチャー企業を支援する東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)様に監修いただき、特に大学関連ベンチャー企業での就業に役立つ実務を学べる再就職講座と、Warisカウンセラーによる丁寧なキャリアカウンセリングを実施しました。スクール受講生は、オンライン形式の講義で、再就職後活躍するためのスキルやノウハウを学び、集大成であるミートアップイベントに臨みました。
一方で、ご参加企業は13社。創業して間もない勢いのあるスタートアップ企業や、創業10年以上が経つ事業拡大中のベンチャー企業など、事業内容も規模もさまざまな企業様にお集まりいただきました。
スクール受講生はミートアップイベント開始前に集合していただき、自己PRできる機会である1分ピッチのリハーサルを行いました。ここで、話し方や声の大きさ、顔の表情などをWarisスタッフと共に最終確認します。簡単なご経歴をお話いただくのですが、皆さん離職期間があるとは思えないほど堂々とした立派なピッチで、ご経歴も魅力的な方ばかり。皆さん緊張されていますが、これまでのキャリアスクールで学んだことが表情に自信として表れていて頼もしかったです。このリハーサルをすることによって、自信を持って堂々と本番に臨むことができます!
10時、いよいよワークアゲインミートアップイベントのスタートです!
まずはワークアゲインチームマネジャーの藤見より、ミートアップイベントの流れについて説明し、次に企業様によるピッチに移りました。企業様のピッチでは、会社概要や、求める人材や職種などについて自由にプレゼンテーションしていただきます。今回のミートアップイベントの参加が初めての企業様もいらっしゃれば、以前このイベントで優秀なメンバーと出会うことができたためリピート参加していただいている企業様も。
「前回のイベントで2名のキャリアスクール受講生を採用し、今現在も大大大活躍していただいています!なので今日のイベントをとても楽しみにしていました!」とおっしゃってくださった企業ご担当者様。スクール受講生が優秀なのはもちろんですが、こんな温かい雰囲気の企業様だからこそ再就職が大成功し現在もご活躍できているのだろうなと思いました。また、大学を卒業して間もない優秀な若年経営者様が、「環境問題に本気で取り組みたいから、自分で会社を作りました」と仰っていて、このような勢いのある経営者のもとでバックオフィス体制を作っていく仕事はとても面白いだろうなと感じました。ブランクの有無を重視せず、優秀な人材を採用したいというフラットな価値観を持つ企業の皆さま。Warisのキャリアスクール受講生との相性が良くないわけがありません!スクール受講生は、メモを取りながら、真剣な様子で企業ピッチを聞いていらっしゃいました。
スクール受講生による1分間のピッチタイム
次にスクール受講生による1分間のピッチタイム本番です。
これまでのご経歴やご自身の強み、それを活かして今後やっていきたいことなど、堂々と自信を持ってお話しされていました。私は、Waris人事としてWarisの採用に携わっていますが、スクール受講生の皆さんはどこに就職しても立派に成果創出と会社の発展に貢献できる人材だと心から感じました。
後は次に、スクール受講生が各企業のブースを1社1社周り、お互いの情報交換を行う1on1セッションの時間です。もう一段階詳しい事業説明をしていただいたり、雑談も交えながら、ワークアゲインに参加された経緯などをフラットにお話しされていました。
最後に、スクール受講生が自身にとって関心の高かった企業のブースを再訪問するフリータイムの時間を設けました。スクール受講生の皆さん、積極的に自らすすんで情報収集・交換しにブースを再訪問していらっしゃって、再就職を成功させたい!という高いモチベーションが垣間見られました。職種についての詳細や求める人材像、活躍している社員の特徴など1on1では聞けなかったことを聞いたり、お菓子やコーヒーをつまみながら和やかな雰囲気で雑談したり。企業様とスクール受講生がお互いの情報を交換できる貴重な機会を、皆さん楽しんでおられる様子でした。
ミートアップイベントに参加して感じたこと
今回ミートアップイベントのスタッフとして参加させていただき、世の中にはこんなに素敵な企業が多く存在するということ、そして離職期間をもろともせず自身のキャリア設計に果敢に挑戦する方々がたくさんいらっしゃることを目の当たりにし、感銘を受けました。改めて、双方の橋渡し役となるWarisの介在価値を認識しました。
今は、Waris人事としてフルタイムで毎日忙しく働く私ですが、実は夫の海外転勤により新卒で入社した会社を退職し、現地でフリーランスで仕事を始めるまでに数年間ブランクがありました。慣れない海外生活と初めての育児に奮闘した離職期間に得たものは計り知れないですが、同時に、溢れるほどに日々溜まっていったもの。それは、「仕事を通じて世の中に貢献したい!!!」という熱い気持ち。その熱い気持ちが、学ぶ意欲になり、再就職を目指すエネルギーとなりました。ワークアゲイン人材には、このように再就職を必ずや成功させたい!というエネルギーに溢れた方が多いと私は考えています。今回、このようなワークアゲイン人材の皆さんと、フラットな視点で優秀人材の採用を考える企業様のファーストコンタクトとなる貴重な瞬間に立ち会うことができてとても光栄に感じました。双方のご縁がつながりますように!と願ってやみません。
ブランクのある方が再就職を成功させ、ご活躍されることで、今現在離職していて自信を失われたり今後の展望が見えづらいと悩んでおられる方々の励みになります。そして、過去にブランクがあっても今活躍できる人材なんだという認識が企業の間でも広まります。
Waris共同代表である田中の言葉。「数年間自転車に乗っていなくても、今乗ってこいでみたら問題なく乗れるのと一緒で、数年間仕事のブランクがあったとしても、仕事をする基本スキルは失われていないはず」全くその通りだと思います。仕事をするという土台は、ブランクを経ても失われることはなく、むしろブランクという逆境を、再就職に向けたバネにしてより高く飛べると考えるWarisのワークアゲイン事業を、今後もどうぞよろしくお願いいたします。以上、ワークアゲインレポートでした!