ワークアゲインチームでは、様々な形で女性の再挑戦やキャリア継続を支援しており、その一環で明治大学スマートキャリアプログラムでの講座も担当しています!
明治大学スマートキャリアプログラムは、仕事復帰・起業・キャリアアップ等を目指す女性を支援する半年間のビジネスプログラムです。本日は、その中から、7月7日に行われた「再挑戦のためのキャリアデザイン【ビジネスコミュニケーション】」のオンライン講座の様子をご紹介します。
人生100年時代の自律的なキャリアのために大切なこと
午前中は、株式会社Waris共同代表 田中が、「起業・フリーランスという選択肢」というテーマで講義を行いました。
田中からは、会社員からフリーランス、会社設立までの経緯と、やりたいことを見える化することで事業の実現化や継続につながるとお伝えしました。3人の共同表というスタイルをとり、仲間とディスカッションを繰り返しながら誰の何を解決したのか、やりたいことの言語化と見える化を繰り返し、事業設立と継続を実現しています。現在は、18000名以上の方のご登録があり、フリーランス案件、女性役員案件、再就職を目指す方向け案件とのビジネスマッチングをメインに行っていますが、軌道に乗せるまでは、泥臭い苦労も重ねて現在に至っているのです。 受講生の皆さんも、「魔法の方法はなかった」という、リアルトークに、真剣な表情で聞いていらっしゃいました。
フリーランスについては、副業解禁やスキルシェアなどが進み、多様な働き方が可能となった時代において注目されている働き方であること、70歳まで働くことが現実的になりつつある中で、自律的にキャリアを継続するために選択されている働き方であるというお話がありました。 企業においては、70歳まで就業確保が努力義務となり、業務委託で働く選択肢もあります。年齢を重ねてもフリーランスで働く事例もあるのです。
人生100年時代の中で自律的にキャリアを創っていくには、主体的にキャリアデザインを行うだけでなく、偶然の出会いや出来事も受け止め流されてみるキャリアドラフトも大切であると、最後にエールを送りしました。
受講生の皆さんからは質問もあり、キャリアデザインとキャリアドラフトとのバランスや、自分は何を解決したいのだろうか、などを考えるきっかけとなったようです。
自分の中の働くことの「枠」を外すための考え方
午後は株式会社Warisリクルーティングコンサルタント・サーキュラーHR編集長の稲葉が、「わたしという人的資源の社会への活かし方」について講義を行いました。稲葉は、キャリアブランクを持つ経歴を活かし、ブランクがある人材の支援の経験を持ち、起業、フリーランスなど、多様な経験を持ち、パラレルワーカーとして活動しています。
サステナビリティ、SDGsという言葉の認知が進み、大量生産、大量消費から接続可能な社会の重要性が言われる中、「人的資源」に関しても、労働市場でのありかたが見直されるようになりました。終身雇用に代表される従来の採用・育成方法から、学びなおしや多様な経験を経て再チャレンジできる働き方や、複数の組織で働く複数・副業、プロジェクト単位で働く働き方等です。自分自身も、企業側も、働くことの「枠」を外して、個人のキャリア継続や企業の事業継続を図る時代です。
後半は受講生の皆さんと「自分の中の枠」についてディスカッションを行いました。「異業界へのチャレンジの不安」「年齢」「家庭との両立」等、多様な意見があり、講師からは、「業界を超えても活用できるコアスキル」「過去の自分の働き方を再現しようとしない」「仕事=長時間労働の会社員ばかりではない」等のアドバイスがあり、どのようにしたら枠を外して、より自分らしく働けるかを考える時間となりました。
再挑戦のためのキャリアデザイン【ビジネスコミュニケーション】」は8月までの8回連続講座です。次回は再就職や起業など、再挑戦を実現したゲストから、再挑戦とキャリア継続に必要なスキルを学びます。
明治大学スマートキャリアプログラム